関西クラシック演奏会通信 

まもなくアメリカ移住を控えたピアニストの国内最後のリサイタル。「3大B」と銘打って、ブラームスの代わりにアメリカの作曲家、サミュエル・バーバーのピアノソナタをメインに入れたユニークなプログラムでの演奏が披露された。この日は低音部が良く鳴り響く、年季の入ったニューヨーク・スタインウェイを用いた演奏。少人数の小さなサロンで、間近で迫力のあるピアノ演奏が楽しめた。

ベートーヴェンのピアノソナタの演奏は生でも録音でも限りなく聴いてきたが、ピアニストによってその演奏解釈や奏法は本当に十人十色であり、演奏会に足を運ぶたびに、自身が心から満足のゆく演奏を聴ける機会が希少であることをあらためて思い知らされる。

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